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2015/04/28

『就活を考える003』 専修大学 遠山浩 教授

~学びを深めるために~
自身の研究テーマは「地域産業」である。ゼミ活動の一環で企業へのヒアリングを取り入れている。
学生には間違っていても構わないので、企業に提言するようルールを設けている。このルールにより学生も能動的にヒアリングに参加する。そうすると自然と自分の意見を考えようとする。
実際に学生が提言したことが企業の新しい制度として採用されたこともある。

 今の学生にもゼロから生み出す力はあると感じている。
失敗という経験があるからこそ、学びはさらに深まる。
自分の殻を積極的に打ち破って、いろんなことにチャレンジしてほしいと思う。
学生には、失敗を恐れず、むしろ自分を成長させてくれるチャンスだと思い前向きに捉えていってほしいと思う。

~学生も企業もハッピーなインターンシップ~
 学生の就活に対する一番の悩みは昔も今も変わらないと感じている。

経験を増やすため、留学やサークル、部活動、バイトに取り組むこともとても大事なことだと思う。
私としてはインターンシップなど、社会に向き合う機会を増やすように心がけてほしいと思っている。
学生はリアルな社会、企業を体験することで“働く”ことに意識が向く。そしてその中で自分に足りないものが分かったり、もっと知りたい!という学びに対する積極的な気持ちが芽生えてくる。
そうすると大学生活においても学習意欲が増し、学力アップにもつながる。より多くの知識が吸収される。
そして社会人としての意識や心構えも向上する。


学生も企業も大学にもハッピーが生まれると思う。

そのためには大学は教育の質を高めていく必要があると思っている。また現代の学生に応じた教育スタイルに変化させていく必要も出てくるかもしれないと思う。同時にインターンシップ同様、学生が多くのことを経験できる時間や場を与えていくことも考えていくべきだと思っている。

企業にとっても、よりプラスとなるインターンシップを開催して頂きたいと思っている。
例えば、課題解決型インターンシップだ。
実際に企業の課題を学生が解決する。
企業としては学生の意見を聞くことができ、そこから良いアイデアが生まれる可能性がある。
学生にとっても課題を解決するためのプロセスや思考を学ぶことができる。

お互いに有意義なものにしてほしい。

いろいろなことに挑戦し視野を広げ、自分のやりたいことを見つける機会を積極的に増やしていってほしいと思う。

~“お返し”する心~
 自分にとって有益な情報を与えてくれた相手には、こちらからも役立つ情報をお返しする。
そうなって初めて対等でありプラスな関係が築き上げられるのだと思う。

勉強させてもらったのだから、社会に何をお返ししようか?お返しできるか?

これからの学生生活、就活においてぜひこの視点でも考えて見てほしいと思う。

◆遠山浩教授 プロフィール◆
大学卒業後、銀行、ベンチャーキャピタル、買収ファンド等で働く。2009年より専修大学経済学部に入職。
長期間の融資、未公開株への投資といったリスクの高いファイナンスに関わる一方で、2002年より投資事業と両立し、専修大学の社会人大学院で経済学を学び直す。
実社会を改めて見ると「できるやつは経済学を知っている/実践している」と実感する。
経済学を理解することで、社会で実践するというアプローチを意識することができる。それにより、より早く、より深く目的に到達することは可能だということを実感する機会を提供している。

◆編集後記◆
新しいことを学びたいと思う時、その原動力とは一体どこから出てきているのでしょうか。
多くの方は、新しいことを学びたい!の裏側に、今まで知らなかったことを知りたい、自分に足りないから身に付けたいという自発的な向上心ではないかなと思います。
この前向きな気持ちは時として自分でも想像してなかったような出会いやアイデアを生んだり、普段では考えられない行動に自分を駆り立てます。
それが人生の大きな決断のポイントとなる時もあります。

学生から社会人になることは人生において大きなステップです。遠山先生がおっしゃるように、学生自身が自発的な意欲を生むきっかけ作りを大学、先生、親など周りの人々が意識的にフォローしていくことも大切だと思います。

また学生には”やってみたいな・・・”と感じていることがあれば、ぜひトライしてほしいと思います。
最初の一歩は勇気がいると思いますが、それもまた積み重ねであり、必ず素晴らしい経験になります。
(私自身、若い時勇気が出ないからという理由で挑戦してこなかったことが、社会人になり大きく影響しており、日々悔しさを感じているので、皆さんにはがんばってほしいです‼)

また遠山先生から教えて頂いた”勉強させてもらったのだから、社会に何かお返しする。相手にお返しする。”はまさに日本人のおもてなしの心なのではないかなと感じました。
相乗的な関係が増えることは、個の幸せにつながり、さらには日本中、世界中に広がり、よりたくさんの幸せが生まれるのではないかなと思います。

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